不動産売却で仲介手数料がかからないメリット・デメリット!

公開日:2021/11/15   最終更新日:2021/11/10

「なるべく高く不動産を売却したい」そんな時、気になるのは仲介手数料ではないでしょうか。できたら仲介手数料がかからない不動産会社に頼みたいと思うのは当然のことです。しかし、もちろん仲介手数料がかからないことにはメリットもデメリットもあります。どちらがあなたにとって大きいのかしっかり判断してから不動産会社を選んでください。

不動産売却で仲介手数料がかからないメリット

不動産売却にかかる費用は、

・不動産登記に必要な費用

・仲介手数料

・測量や建物解体など、必要に応じてかかる費用

の大きく3つに分けることができます。登記の費用を除くと大部分を占めるのが仲介手数料になります。この仲介手数料がかからないことで、次のようなメリットがあるようです。

売却にかかる費用を抑えられる

仲介手数料がかからない不動産会社を選べば、たとえば3,000万円の中古物件なら、消費税込みで1056,000円の売却費用を浮かすことが可能なのです。これで転居費用やリフォーム費用が必要な時にも、この浮いたお金をあてることができますね。新たな生活を始めるための資金を増やすメリットがあるということです。

自己資金が増えて住宅ローンの審査に通りやすくなる

仲介手数料がかからない分、自己資金が増えます。新たに家を買いたいと考えている場合は、自己資金があることで住宅ローンの審査に通りやすくなるといわれています。最終的な支払総額も、自己資金なしでローンを組んだ場合より少なくなるので、家計への負担が減るようです。

不動産売却で仲介手数料がかからないデメリット

仲介手数料がかからないということはメリットだけなのでしょうか。実はデメリットもあります。気を付けないと相場より安く売却する羽目になったり、無駄な追加費用を要求されたりします

希望時期に希望する金額で売却できない可能性がある

売り手の仲介手数料が無料だとすると、不動産会社はどこから利益を得ることになるのでしょうか。仲介手数料が無料の不動産会社は、買い手から仲介手数料をもらうか、直接不動産を購入してそれを自社で売却する方法のいずれかを取っています。

・買い手から仲介手数料をもらうことで起こりうるデメリット

不動産会社が売り手と買い手を仲介するのは当然だと思うかもしれませんが、A会社が売り主を、B会社が買い主を仲介する場合もあります。この場合、A会社は売り主から仲介手数料を、B会社は買い主から仲介手数料をもらうことになるようです。

しかし、売り主から仲介手数料をもらえないのなら、買い主からもらわなくてはなりません。つまり、売り主も買い主もどちらも仲介する必要があるのです。この仲介方法を両手仲介といいます。

両手仲介の怖いところは、他の不動産会社から購入希望者を紹介されても断る状況が起こり得る点です。物件を囲い込んでしまうのです。そうなると、購入希望者がなかなか現れず、売り出し価格を下げることになってしまう可能性があります。

・不動産会社に買い取ってもらうデメリット

不動産会社も利益を出さなくては存続できません。このことから、不動産を購入する場合は相場より安く購入し、相場程度、あるいは相場より高い価格で販売することになります。そのため、不動産会社に買い取ってもらう場合は、仲介手数料は必要なくても、売却額が相場より低くなることを覚悟しなくてはなりません。

別の名目で料金を請求される恐れがある

売り主の仲介手数料が無料だということは、別のところから不動産会社は利益を得なくてはなりません。それが買い主の仲介手数料や、不動産を直接購入・売却という方法ならよいのですが、宣伝費がかかったとして追加請求をされるケースがあります。不動産の価値を査定する費用なども追加で請求する不動産会社もあります。

値引きしてくれる企業が必ずしもよいは限らない

仲介手数料がかからないデメリットからわかるように「仲介手数料がない=よい不動産会社」とは必ずしもいい切れません。また、仲介手数料にもよい点があるのです。

仲介手数料は法律で上限が決まっている

仲介手数料は法律で上限が決められており、宣伝のための広告はほとんどの場合仲介業務に入ります。つまり、一般的に仲介手数料を支払っていれば広告費は支払う必要はないということです。

そして上限が法律で決まっているため、不必要に高い金額を請求されるという心配もありません。この範囲内で追加費用なしで仲介してもらえるのなら、逆に仲介手数料を払った方が安い可能性も出てきます。

かならずしも「仲介手数料がない=よい不動産会社」というわけではないので、注意が必要です。

不動産会社はきちんと話を聞いて決める

もちろん、仲介手数料がないよい不動産会社もあります。よい不動産会社は何にどれだけ追加費用がかかるのかきちんと説明してくれます。両者で合意できた場合のみ契約をしましょう。

 

不動産会社を選ぶにも、不動産の売却が決まるまでにも一定の時間がかかります。不動産を売却する可能性が出たら、早め早めに行動するようにしましょう。

早く売りたいと焦るほど、安く売却することになってしまいます。「安くても売れたらよい」と思えるのならよいのですが、新生活の資金不足や、ローン返済に響くことも考えられるので、希望額で売るためにも余裕を持って不動産会社を選んでくださいね。

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